■建物概要 |
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建築時期:明治 |
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再生時期: 平成7年4月 |
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建築形式:つし二階 |
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延べ床面積:219m2 |
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■改修経緯 |
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地域木造住宅供給促進事業の中の伝統的住宅改修展示事業の一環。 |
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老朽化した空き家を民営のまちづくりセンター、木の生活文化の展示館、観光客の憩いの場、多種多様なイベントスペース、出会いサロンなどに再生利用。 |
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■改修内容
●外観に関して |
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□外観 |
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□屋根 |
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□外観(元興寺住職の書による看板) |
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明治時代当初の外観をできるだけ再現している。 |
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ガラス瓦にとるトップライトを設けて最高を確保。 |
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2階平面図 |
1階平面図 |
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●内観に関して
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□内観 |
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1階の和室は一列に三室の続き間となっている。 |
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「みせのま」にあたる場所には式台をまわしている。 |
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□土間 |
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吹き抜けの開放的な多目的空間。 |
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壁面を利用してギャラリーとしても活用されている。 |
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■補修内容 |
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既設の床板の上に根太・合板を張り、床の剛性を高めている。 |
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根継により補強している。 |
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既存の柱、壁の内側に土台、柱、梁、筋交いによりもう1つの軸組をつくり補強している。 |
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既設の梁は新設の添え柱により支えられている。 |
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小屋組は貫を新しくし、束との緩みを無くすことにより剛性を増している。 |
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■特記 |
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伝統的町家の改修そのものを展示することを主眼とし、「インフォメーション機能」「相談機能」「研修交流機能」「展示機能」「管理機能」といった5つの機能を有した町家として再生している。 |
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まちづくりを行っていく上での合意形成を始めとするシステムを構築するための格好のモデルケースとして位置づけることができた。 |
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改修にあたっては、地場の吉野材を使用している。 |
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