町家の再生と活用
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はじめに町家とは改修の手法町家等再生・活用ガイドライン町家等を有する都市(PDF)
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Case Study
代表的な事例:取り組みの紹介 1 2 3 4 5 
3.商業施設(物販店舗)  ぜにや
■建物概要 建築時期:明治時代
    再生時期:平成14年
    建築形式木造二階+三階増築
    延べ床面積:126.23m2
■改修経緯   代々、建物を守ってきた、親戚の老人の逝去し、店をひきとった施主の「正面通りの賑わいを復活させたい」との熱き想いにより改修することとなった。

■改修内容

 ●外観に関して
 

□改修後外観


□改修後正面

□改修前外観

おもてにショーウィンドウを新設した。
板子格子を新設した。
道路際いっぱいに建ち並ぶ店舗から、表庇下半間を下げ、通りに対しゆとりを与えた。

 ●内観に関して   <改修前>

<改修後>

   
□奥の間
□京土壁塗替
限られたスペースで町家の広がりと奥行を表現するため、奥の間を落間にした。

□店内部
ミセの機能を復活した。
ミセには、実演しながら接客ができるよう、ミセ台を設置した。

□通り庭
・復元したとおり庭から光窓へ動線を連続させた。

□キッチン

■補修内容   三階までの構造を健全にした。
    まず、南西に傾いた建物を、少しずつ慎重に揚げ前・歪突きをした。
    特に奥の間の東壁が、胴差共に崩れていたため、古花崗岩の葛石を敷き固め、通し柱を根継ぎした。
    胴差は下からの補強梁を入れた。
    建物全体を、徹底的に足下から補強し、剛健にした。

■特記   この改修により、店に活気が生まれ、通り全体に活性をもたらす。
    仏具店の並ぶ伝統的な界隈に新しい店舗の提案、実践が行われた。
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