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街なかの概要 |
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本市の中心市街地は、概ね100年前より真締川河口部に始まり、石炭を中心とする市勢の隆盛に伴い整備された現在の国道190号に沿うかたちで線状に発達してきた。
商業集積についても、戦後、海岸沿いの工業地帯を中心に活況を呈してきたが、その後、交通手段が公共交通機関から自家用車へと変化するなか、適切な規模、立地を兼ね備えた駐車場が不足していたことや郊外大型店が相次いで出店したことにより、次第にまちの吸引力が失われ、特に、近年では中心商業地内の大型店が多数撤退したことに伴い、空き店舗が急速に増加している。 |
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まちづくりの基本方針 |
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人と環境にやさしいまちづくりを原則とし、市民と連携した「快適な居住環境づくり」と「商業等都市サービス機能の充実」により魅力とにぎわいのある市街地形成を目指す。基本方針は下記の通りである。 |
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1. |
定住人口の回復 |
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2. |
市の顔としての中心性の回復 |
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上記を基本に、具体的には次のような整備を目指す。 |
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3. |
地域の個性を活かした優れた都市景観の形成 |
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効率的な土地利用と歩行者重視の回遊性のある市街地形成を目指す。 |
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4. |
公共空間を始めとする積極的な緑化の推進と景観整備 |
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緑とうるおいに満ちた市街地空間の実現 |
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5. |
文化創造やコンベンションなどの高次都市機能の充実 |
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交流人口の拡大と宇部小野田広域市町村圏の中心都市としての拠点性・吸引性を高める
「緑と花と彫刻のまち」であり環境先進都市である本市にふさわしい「緑の生活都心」の創出を目指す。 |
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取り組み状況 |
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活性化に向けての拠点づくりについては、市役所の建替え構想もあり、市役所及びその周辺を核としたまちづくりを念頭に置き、併せて「まちの玄関」づくりとして、宇部新川駅周辺の整備を目指すこととしている。
人口定住の促進を重点項目の一つとしているが、共同、協調建て替えなど、複雑な権利関係等があり、ワークショップや勉強会を行い合意形成に努めてきた。平成13年には商工会議所を主体とするTMOが設立され、ファサード計画、テナントミックス等の検討を行っている。
なお、共同建て替えにあたっては、国・県の制度の活用の他、平成10年度に制定した「宇部市借上型市営住宅制度」を活用している。 |
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