トップ
いまの住まいの満足度は? 気に入っている点は?
持家層に見る、住宅取得資金は?
今後はこんな家に住みたい、理想の形態は?
実際に住み替えや改善を考えている人は?
子どもや親との将来、また自身の老後に望む住まい方は?
実際に住み替えや改善を考えている人は?
今後5年間ほどの住み替え・改善の意向についてたずねたところ、「意向がある」と答えた方は約18%。ここ20年で半減しています。
「住み替え・改善の意向がある」と答えた方に、さらにその内容をたずねてみると、約42%が「リフォーム」と回答。これは、5年前に比べても5ポイントほど増えています。
住み替え・改善意向層の目的としては、「快適・便利な住宅にするため」という回答が約31%でトップ。「高齢期に住みやすい住宅・環境にするため」という方が約17%でつづいています。
優先的にリフォームしたい住宅の機能としては、窓の断熱改修などの「省エネルギー化」が世代を問わず多くなっています。また、キッチン・浴室・トイレへの「質の高い設備・機器の導入」や、段差解消、手すりの設置といった「バリアフリー化」も望まれています。
では、「手すり」「段差のない室内」「車いすで通行可能な廊下の幅(約80cm以上)といった高齢者対応設備の整備はどのくらい進んでいるか?直前に住んでいた家と比較すると、グラフのように、注文住宅と分譲住宅では増加幅が大きく、賃貸住宅、中古住宅やリフォーム住宅ではまだまだというのが現状のようです。
省エネルギー化に欠かせない「二重サッシ・復層ガラス」の整備率を見てみると、注文住宅で80%、分譲住宅で60%を超えています。しかし、それ以外の増加率は大きくありません。また、「太陽光発電装置」は、まだ注文住宅で1割を超えている程度です。
ここで、今後の住み替え先の候補になる空家の状況についても、少し見ておきましょう。空家の継続期間は「1年未満」が約53%。なかでも東京では、「6ケ月未満」が約61%を占めており、他の地域に比べてすぐに埋まる傾向が高くなっています。