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Case Study
代表的な事例:取り組みの紹介 1 2 3 
事例 3  山口県宇部市 中央町三丁目土地区画整理事業
 (市と地元が協働で行うまちづくり事業)
宇部市の人口は約18万2千人で、ここ20年はほぼ横ばい状態にあるが、全国の地方都市の例に漏れず中心市街地において商業の衰退とともに人口の減少が進み空洞化が顕著になっている。
中央町三丁目は中心市街地の中でもより空洞化が進んだ地区で、関連する3商店街はシャッターをおろした店舗が目立ち、基盤整備も不十分で建物が老朽化し、防災上の問題を抱えた地区でもある。
このような状況を踏まえ、平成9年から宇部市と地元が協働でまちづくりを推進してきた。
  地区面積:約1.2ha
施行予定期間:平成13年度~平成16年度

●お問い合わせ先:宇部市 都市開発部 まちづくり推進課 TEL:0836-34-8470
  街なかの概要
本市の中心市街地は、概ね100年前より真締川河口部に始まり、石炭を中心とする市勢の隆盛に伴い整備された現在の国道190号に沿うかたちで線状に発達してきた。
商業集積についても、戦後、海岸沿いの工業地帯を中心に活況を呈してきたが、その後、交通手段が公共交通機関から自家用車へと変化するなか、適切な規模、立地を兼ね備えた駐車場が不足していたことや郊外大型店が相次いで出店したことにより、次第にまちの吸引力が失われ、特に、近年では中心商業地内の大型店が多数撤退したことに伴い、空き店舗が急速に増加している。
  まちづくりの基本方針
人と環境にやさしいまちづくりを原則とし、市民と連携した「快適な居住環境づくり」と「商業等都市サービス機能の充実」により魅力とにぎわいのある市街地形成を目指す。基本方針は下記の通りである。
1. 定住人口の回復
2. 市の顔としての中心性の回復
上記を基本に、具体的には次のような整備を目指す。
3. 地域の個性を活かした優れた都市景観の形成
  効率的な土地利用と歩行者重視の回遊性のある市街地形成を目指す。
4. 公共空間を始めとする積極的な緑化の推進と景観整備
  緑とうるおいに満ちた市街地空間の実現
5. 文化創造やコンベンションなどの高次都市機能の充実
  交流人口の拡大と宇部小野田広域市町村圏の中心都市としての拠点性・吸引性を高める 「緑と花と彫刻のまち」であり環境先進都市である本市にふさわしい「緑の生活都心」の創出を目指す。
  取り組み状況
活性化に向けての拠点づくりについては、市役所の建替え構想もあり、市役所及びその周辺を核としたまちづくりを念頭に置き、併せて「まちの玄関」づくりとして、宇部新川駅周辺の整備を目指すこととしている。
人口定住の促進を重点項目の一つとしているが、共同、協調建て替えなど、複雑な権利関係等があり、ワークショップや勉強会を行い合意形成に努めてきた。平成13年には商工会議所を主体とするTMOが設立され、ファサード計画、テナントミックス等の検討を行っている。
なお、共同建て替えにあたっては、国・県の制度の活用の他、平成10年度に制定した「宇部市借上型市営住宅制度」を活用している。
1.中央町三丁目土地区画整理事業
宇部市は平成11年度に中心市街地活性化基本計画を策定し、市街地の整備改善のための事業として次の7事業を掲げている。
(1)市役所及び周辺の整備
(2)宇部新川駅沖ノ山線の整備
(3)宇部新川駅前広場の整備
(4)中央町地区の整備
(5)常盤通り周辺地区の整備
(6)真締川の整備
(7)景観の整備
このうち、「中央町地区の整備」として、中央町三丁目地区(地区面積約1.2ha)で、平成13年度よりまちなか再生のための土地区画整理事業が施行されている。
【市街地の整備のための事業の位置】
重点的に取り組む事業のうち、中央町三丁目土地区画整理事業は中央町地区の整備に該当する。
2.合意形成
土地の有効利用および良好な街なみと住環境の創出のためには、共同、協調建て替えなどにおける関係者の複雑な権利関係等を調整する必要がある。このため、ワークショップや勉強会を行い、総論や各論の合意形成に努めてきた。
【地元ワークショップの開催】
実現性の高い事業構想作成のための前提条件及び事業手法の説明、地権者の実態調査や意向調査などを行った。
 
【第一地区:完成予想1/200模型】
街づくり協定による街並みのデザイン協調を踏まえたイメージ模型。単なる空間イメージモデルではなく、地区の計画的・事業的条件を押さえた、実現性の高い空間モデルで、事業化に向けての地権者の合意形成を一挙に加速させる役割を果たした。
なお、中央町三丁目土地区画整理事業では、下記に示す制度等を利用して共同建て替え事業等を推進している。
・ 宇部市借上型市営住宅制度
・ 優良建築物等整備事業
・ 21世紀都市居住緊急促進事業
 
【第二地区:完成予想1/200模型】
第一地区に続き、隣接する第二地区についても、平成13年度に事業構想が作成された。第一地区・第二地区を示す模型による検討が行われている。
3.デザインガイドライン検討・街づくり協定
平成12年度にデザインガイドラインが検討され、H平成13年度には街づくり協定が策定された。街づくり協定Aとして「建替えにあたっての設計指針3ヶ条」が、街づくり協定Bとして「設計体制3ヶ条」が定められている。
「建替えにあたっての設計指針3ヶ条」
1.屋根
・素材:同一の窯変瓦を使用する
・形:3.5寸勾配の北下がりの片流れ屋根を基調とする
2.外壁の色
・仕上げ:コンクリート下地以外の場合は、珪藻土の左官仕上げを基調とする
・色:土系の色(アースカラー)を基調とする
3.1階建物まわり
・建物の前後に有効な空地を確保すること等
・商店街や歩行者専用道路に面する部分の舗装材には、街路に使用される同一のレンガ(又は自然石)を使用すること等

【街並みデザイン統一のための素材検討】
屋根の素材等が検討された
【第一地区:共同建物の例 (優良建築物等整備事業を利用しての2名による共同建て替え) 】
左が着手前、右が着手後。
建物用途:店舗(1階)、借上型市営住宅6戸(2、3階)、住宅2戸(4、5階)
 
 
【第一地区:高層建築の例(法人による優良建築物等整備事業を利用しての建て替え) 】
左が着手前、右が着手後。
建物用途:地下駐車場(地下1階)、店舗(1、2階)、借上型市営住宅48戸(3~14階)
 
●お問い合わせ先:宇部市 都市開発部 まちづくり推進課 TEL:0836-34-8470
詳細な情報1:【宇部市 土木建築部  都市政策推進課】
 
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