食べるための家事
 みなさんは、毎日きちんと食事をしていますか。もし丸一日何も食べなければ、お腹がすいてしまってやる気はでないし、力も入りませんね。食べて栄養をとることは、人が生きていく上で必要不可欠なもので、なくては生きてはいけません。また、何でもあればいいというわけでなく、栄養バランスのとれた食事は、健康的な心身を保つことにつながります。逆に、栄養不足や偏った食事、食べ過ぎは病気の原因になるのです。家族一人一人の健康や好み、食べる季節などその時々の状況に合わせて献立を考えることは非常に大切な家事のひとつです。
 その他にも必要な材料をそろえるために買い物をして、調理したり、できあがった料理を食べるためには、器や箸(はし)、スプーン、フォークなどが必要ですから、前もって食卓にそろえておきます。汚れた食器やナベやまな板、包丁などの調理器具を清潔に洗い、次も使えるようにしておくことも必要です。こんな具合に、食事をするにはたくさんの家事をしなくてはなりません。
 また、食事は家族だけではなく、いろいろな人と食卓を囲むことで、より親しい間柄をつくることができます。たとえば、親戚やお友だちの家族など、大人数でわいわい言いながら食べる食事は楽しいし、思い出に残るでしょう。そんな食事の機会をつくるために、食べる空間を居心地よくすることも、家事のひとつと言えます。


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