いろいろな「家族のかたち」|
家族と住まいの距離
|
新しい「家族のかたち」とつながり方
みなさんは今、だれと一緒に暮らしていますか。お父さん、お母さんだけですか。お姉さんやお兄さんがいたり、弟や妹もいるかもしれませんね。ここでは、ひとつの住まいの中で、一緒に暮らしている人たちを家族といいます。家族というと、お父さん、お母さんとその子どもという場合が多いですが、お祖父さん、お祖母さん、おじさんやいとこたちと一緒に暮らせば、それも家族。また、血のつながりがなくても、一緒に暮らす人たちもいます。世の中にはひとり暮らしの人もたくさんいますが、だれかと一緒に暮らすことは楽しいし、生活の中で助け合うこともできます。
今回はいろいろな「家族のかたち」と暮らし方、そしてその暮らしに合った住まいのあり方などをみていきます。
今の日本では、ひとつの住まいに暮らす人の数は平均2.67人(2000年)。これは、ひとり暮らしや高齢者が増えたこと、加えて子どもの数が減ったことが影響しています。ところが、みなさんのお祖父さん、お祖母さんが子どもの頃は、今よりもっと家族の人数が多いのがふつうでした。
昔はどんな家族が多かったのか、どうして今のような「家族のかたち」になったのか、これからはどうなるのか。そんな「家族のかたち」の変化をみていきましょう。