元気に暮らせるまち
 お年寄りにとって暮らしやすいまちとは、安全に歩ける道や、気軽に利用できる乗り物があり、魅力ある場所があるところです。近所に身の回りの品や毎日の食べものが買えるなじみのお店があると、外に出るのは楽しくなります。また趣味を楽しむ公民館や図書館、親しいお友だちの住まいに行きやすい安全な道や乗り物があるととても便利。公共の乗り物の場合、大きな道路を走る大型バスでなく、住宅街の少々細い路地にも入っていけるような小さめのコミュニティーバスがあると、家に近い場所で乗り降りすることができます。また、お年寄りや障害をもった方の希望で乗り降りできる「乗り合いタクシー」も利用できると便利です。それに、電車や地下鉄などを使うときにも、エレベーターやエスカレーターがあると、ホームへの行き来がとても楽になります。また、お年寄りの暮らしを手助けしたり、困った時に相談にのってくれる人が近くにいたり、デイサービスセンターなどの施設があると、いざという時に安心です。
 さらに大切なのは、困っているお年寄りに声をかけてあげたり、電車やバスで席を自然に譲り合える、周りの人たちのちょっとした心配りがあるかどうか。そのまちに暮らすみんなの気持ちは、お年寄りが気持ちよく暮らしたり、「生きがい」をもつことにつながります。

「「生きがい」をもつこと」「元気に暮らせる住まい」「元気に暮らせるまち」