たとえば、ふたりでうまく使うには
 家族みんなと過ごすのが楽しい時もあるけれど、ひとりで考え事をしたり、静かに過ごしたい時もありますね。でも、ひとつの場所をふたりで使っていると、なかなか自分の都合だけでは部屋を変えられません。そんな時は、仕切り方を工夫してみましょう。
 しっかり区切りたい場合は、本棚や収納家具などを部屋の中央におけば、それぞれのスペースが2つできます。しかし、部屋そのものが小さければ、分けてもいっそうきゅうくつな場所になってしまうので、どこでもできるというものではありません。
 もっとゆるやかに分ける仕切りもあります。分けたいところの天井から、のれんのような布やカーテン、すだれなどを吊るします。必要ないときは巻き上げたりまとめたりして、ふだんはオープンに使い、考え事や勉強に集中したいときだけ仕切るのです。また、すだれやのれんは、ビーズなどを使って、自分たちの手でつくることもできます。
 どんな部屋に住みたいか、どんな場所が居心地いいか、まず自分のまわりから考えて、できるところから楽しみながら変えていってみましょう。そして大人になって、住みよい家、暮らしやすい街へと考え方をつなげていってください。

「絵をかいてみよう」「自分らしくするには」「たとえば、ふたりでうまく使うには」