気持ちよく眠るための家事
 前の晩、夜ふかしをして朝寝不足ぎみで起きると、一日中気分がすぐれません。人は生まれてから死ぬまで、一生という全体の時間で考えると約1/3は眠っているんだそうです。ですから規則正しい十分な睡眠は、食事と同様に健康な体の元といってもよいでしょう。
 では、良い睡眠をとるためには、どんな家事が必要になってくるのでしょうか。
 まず人は睡眠中、たくさんの汗をかきます。ふつうの大人は、一晩で平均コップ1杯分の汗をかくといわれ、かいた汗をそのままにしておくと、布団やベッドがすっかり湿気てしまいます。湿気を含んだ寝具はカビやダニなどが発生しやすく、そのままにしておくと健康によくありません。安心してぐっすり眠るには、布団や毛布、シーツやカバーなどの寝具をいつも清潔にしておくことが必要です。
 また、カーテンや窓で外の光や音を遮(さえぎっ)たり、冬は暖かく、夏は涼しくといった具合に、湿度や温度、風の流れなどを調整することも大切です。
 毎日ちゃんと睡眠をとっていれば、落ち込むことがあっても立ち向かう気力が出たり、心のバランスを保つことにつながりますね。

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