キッチン
  キッチンには、火を使うコンロや包丁などの刃物があります。料理をするには欠かせないものですが、使い方を誤るととても危険なものです。幼い子どもの場合には、何が危なくて、どう注意すればよいかが分かりません。ですから子どもがキッチンに入れないようにガードを設けたり、刃物や熱い鍋や食器に手が届かないように、親や周りの人が注意することが必要になります。
 キッチンで起きる事故で多いのは、やけど、感電、ガス中毒。やけどはコンロの火や熱湯や高温の食べ物が入った鍋や食器などにうっかり触ってしまうと起こります。また、ポットや炊飯器の水蒸気も要注意。感電は濡れた手でコンセントを触ったり、電気コードに水が飛んでしまうことで起こります。ガス中毒は機器の老朽化などの不具合などにより発生します。しかし、近年は安全性の高い機器が出回り、事故は減ってきているようです。
 特にやけどで注意したいのは、コンロの火が着ている服に燃え移ってしまう事故。こうした事故は、特にお年寄りに多く、大きな火災にまで被害が拡大することもめずらしくありません。こんな事故が起きないようにするには、コンロの向こう側に調理に必要なものを置かないこと。調理するときの衣服は、特に袖口などが広がっていないものにします。何が危険かを知り、ちょっとした気づかいをすることで、危険性はぐっと低くなるのです。

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