生活支援サービスを一緒に受ける
 子どもを預かったり、買い物や家の掃除を代わりにやってくれたり、介護が必要な人の入浴や食事の世話をするなど生活を手伝ってくれるサービスを、生活支援サービスといいます。家族人数が少なかったり、お父さんもお母さんも外で働いている場合は特に、このサービスを受けることができると助かります。また、このサービスを受ける時は、一つの家族より同じサービスを受けたい人たちと集まって暮らすと、便利に受けやすくなります。
 たとえば、専用の保育スペースが併設されたマンションには、子どもの送り迎えがしやすく、育児サービスが必要な家族が集まります。暮らしていくうちに、親同士で育児の相談したり、子ども同士が友だちになるなど、家族間の交流が自然に生まれます。また、お年寄りの場合も、食事や掃除など家事サービスを受けられる住まいで、仲間と一緒に暮らす住まい方がみられるようになってきています。
 今まで家族のだれかが受けもっていたことを、専門の人にまとめてやってもらうことで、個々の家族にゆとりが生まれます。またそれと同時に、同じような立場という仲間意識も芽生えて、支え合う関係がつくられていきます。

経済的に支え合う生活支援サービスを一緒に受ける気のあう人と助け合う