遊ぶ時間と遊び友だち
 みなさんは、いつもだれと遊んでいますか。調査によると、現代の子どもたちの約4割が放課後は、塾や習いごとなど、何かしら用事があるので、放課後に遊べるかどうかは学校にいるうちに聞いて、遊ぶ約束をしておきます。ですから、遊び友だちも同じクラスの人になってしまいがちです。それに、遊ぶ時間のある友だちも限られますから、2、3人の小人数で集まって遊ぶことが多いようです。
 ところが、今から40年くらい前までは、習いごとをしている子どもは少なく、放課後はみんなで遊んで過ごすのが普通でした。遊び場は校庭や住まいの近くの広場などいろいろですが、そこへ行けばだれかがいて、いっしょに遊び始めたのです。広場へ行ってだれもいなければ、友だちの家に行って「☆☆ちゃん、遊びましょ!」と誘って遊んだものです。そして、クラスの友だちとも遊びましたが、近所に住んでいる友だちともよく遊びました。小さい子から大きい子まで、様々な歳の子どもたちが集まって、男の子も女の子もいっしょに遊びました。当時は、少なくても4~5人、多く集まるときは十数人が同じグループで遊んでいたんですよ。
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