騒音を防ぐ工夫
 人の声や楽器の音色などは空気伝搬音なので、窓や出入り口から外へ出ていってしまいます。ですから、家の中で大きな音を出す場合は、まず窓やドアをしっかり閉めるようにしましょう。ピアノの練習室やカラオケルームなど音をよく出す部屋は、防音効果をもたせた防音サッシや、サッシ戸を内と外の2枚にした2重サッシなどを使い、壁なども厚くして、あらかじめ音が外に漏れにくくすることもできます。そしてテレビやステレオなどの機器は、隣家の壁や出入り口からなるべく離すようにしましょう。引き戸やドアの開け閉めの時に出る音は、扉の当たる部分にクッションのついたテープを張れば、音をやわらげることができます。床にカーペットを敷いたり、椅子の脚をゴムやフェルトでできた柔らかいカバーでおおっておくと椅子を引く音が下の階に響くのを防ぐことができます。また、カーペットを敷いておけば、足音はもちろんのことうっかりものを落とした時の衝撃音も小さくなりますよ。

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