音を楽しむマナー
 音楽は昔から、人の気持ちを楽しくさせたり、和ませたり、勇気づけたり、ふるい立たせたりしてきました。いろいろな種類の音楽はそれぞれに素晴らしいのですが、すべての人が同じように感じたり、受けとったりすることはできません。食べ物と同じように、好き嫌いもあるし、眠りたい人にはじゃまになるなど、いつどこで、といった状況によっても変わってきます。自宅で好きな音楽をなるべくよい音で聞き、心からその音、音楽を楽しむには、最低限のマナーを守りましょう。
 大きい音を出したり、夜間に音を出すときは、窓をしっかり閉め、カーテンなども閉めて、外に漏れる音を極力少なくしましょう。また、マンションなどでピアノを弾くのでしたら、ピアノの脚の下に音の振動を防ぐゴムを取り付けて、床に音が伝わらないようにします。さらに、音の出るところが壁際にあると、その壁から音が隣へ伝わってしまいます。なるべく壁から離してピアノを置くとよいでしょう。夜間は昼の時間帯より静かになるので、音が目立ちやすくなります。音を出すのでしたら、寝ている人に迷惑がかからないようにしてくださいね。

「響く音と響かない音」「よい音をつくりだす環境」「音を楽しむマナー」