道の緑
 まちの大きな道の緑でよく目にするのは、街路樹です。車に乗っている人や歩道を歩いている人に、身近な自然の潤いを感じさせます。これらの樹は、自動車の排気ガスの臭気や音などをやわらげる効果もあります。それに、風を防いだり、火災の延焼を防いだりと、まちの防災にも役立っています。
 住まいに植えられた生け垣も、道の緑化の大きなにない手です。少しでも多く生け垣を増やして、緑が楽しめる潤いのある道にできるようにみんなで取り組んでいるまちもあります。また、まちの目印となるような大きな樹や、樹齢が高い樹も、かけがえのない緑です。落ち葉や枯れ枝の掃除が面倒だからときってしまうのでは、まちの緑は増えません。大きな樹を守ることで、道沿いにも緑が増え、まちの風景は親しみやすくなっていきます。そのような樹は、保存樹木や保存樹林として指定されることもあります。樹をもっている人や管理している人だけではなく、周りに住む人と一緒に大切に世話をして、守り育てていきたいものです。
 保存樹木や生け垣の世話をずっと続けていくのには、いろいろな手間がともないます。そのため、町や市などの自治体が費用の面など、手助けをしてくれる制度が用意されています。
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