鉄筋コンクリートの骨組みとデザイン
 鉄筋コンクリートは、コンクリートを流し込む型枠(かたわく)しだいで、ドーム型の屋根や曲線を使った外観にしたりといろいろなかたちの家をつくることができます。また打ち放しといって、仕上げに外壁材や壁紙など何も貼らずに骨組みをそのまま見せて、灰色をしたコンクリートの素材そのものの風合いを生かしたデザインにすることもあります。
 鉄筋コンクリートの家はとても重量があるので、地盤がしっかりした土地でない建てることはできませんが、外部からの音が伝わるのを防ぐ遮音性(しゃおんせい)にすぐれていて、騒音のある地域や上下階・隣に住まいが重なっているマンションに向いています。
 また柱や梁などの骨組みは一体的にしっかりとつくられるので、あとから増築や改築をすることはむずかしく、家を建てるときには将来の生活も考えて間取りをつくる必要があります。
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