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住宅の良好な温熱環境の実現

住宅の良好な温熱環境の実現に向けて

 国土交通省の実施しているスマートウェルネス住宅等推進事業調査において、住宅における良好な温熱環境を整えることが、血圧の改善、入浴リスクや夜間頻尿リスクの低減につながるとの知見が得られつつあるなど、住宅の温熱環境が、健康に大きく影響することが明らかとなりつつあります。
 一方で、わが国の住宅の温熱環境は劣悪であり、既存住宅の7割程度がS55年省エネ基準レベル以下です。特に、浴室・脱衣室・トイレの水回りについては、温熱環境上の配慮がなされていないことが一般的となっています。冬季に浴室・トイレ・脱衣室等において低温に曝されることは身体に悪影響があり、居間・脱衣室が寒いために、高温かつ長時間の入浴をすることなどが原因と考えられる浴槽での溺死者が多く発生しています。
 そこで、健康な暮らしを支える良好な温熱環境を実現するため、住宅全体の高断熱・高気密化や、冬場の室温が低く健康への影響が大きいと考えられる浴室、脱衣室、トイレ等の水回り空間における具体的な対応策等について検討が行われています。